2014/05/10

アナと雪の女王 “LET IT GO 〜ありのままで〜” を、オーラソーマをつかって分析してみました。


映画【アナと雪の女王】を観てきました。

映画全体のテーマを支える楽曲 “LET IT GO 〜ありのままで〜” が、映画とともに大ヒットしていますね。

とても印象的なシーンでした。

なぜなら、楽曲を通して描かれているメッセージが、オーラソーマというカラーケアシステムと強くリンクしているように感じたからです。

人々が考えたり感じていること・・・そういった思考や感情というエネルギーは時間をかけて、形や状況となって生まれてくるそうです。

エネルギーは実体化していく。

この映画は、世界中の『ありのままでいたい!』というエネルギーが生み出した作品なのかもしれないですね。

それは、つまり『ありのままでいない』と感じている人が沢山存在するってことになります。

ありのままでいること。

それは、欲求のおもむくままに生きることではありません。

では、一体どういうことなのでしょうか?

掘り下げてみるためにも、オーラソーマを通して、“LET IT GO 〜ありのままで〜” を分析してみました。





まずは、日本語吹き替え版の映像をご覧下さい。



意思の強さが伝わってくる力強い歌声ですね。

それでは、シーンごとに分析していってみたいと思います。


曲の冒頭、エルサの歩む道の先には高くそびえ立つ青い山が描かれていました。

オーラソーマをはじめ、様々なタロットカードで、

青い山は『人間が到達できる最も高い意識の状態』として描かれています。

山は大地が最も天に近くなっており、ブルーは天の意思を表すからです。

『今、エルサは最も高い意識の状態に辿り着こうとしている。』

と解釈することができます。


「真っ白な世界にひとりの私 ♪」と歌うエルサ。

でも、そこは真っ青な世界です。

ブルーはコミュニケーションの色でもあります。

白という色は、オーラソーマではクリアとしてみることができます。

クリアは純粋さや、苦しみの解放を表す色です。

『上手にコミュニケーションをとれない苦しみを浄化したい・・・』

という彼女の思いをみることができます。

あるいは、ブルーは穏やかさや安らぎを、クリアは意識の光、気づきの光、新しい可能性のスタートをも表します。

自分の意識に光りをあてることで気づきがあり、感情や思考に振り回されない穏やかさや、安らぎを手に入れる新しい可能性のスタートがあることを予感させています。


「とまどい傷つき 誰にも打ち明けずに悩んでた それももうやめよう ♪」

エルサは、右手にはめたターコイズブルーのグローブを、左手で投げ放ちます。

(タロットカードでは、そこに描かれている人が身につけている衣類は、その人の思考や状況を表しています。脱ぐという行為は、思考から解放されていくことを表します。)

ターコイズブルーには、感じていることを表現できない、というテーマがあります。

右手は、言語、思考や論理を司る左脳に支配されています。

左手は、感性や感情、直感を司る右脳に支配されています。

『エルサはインスピレーションにより、思考や論理によって、感じていることを素直に表現できないという状況を手放した』

と解釈することができます。


「ありのままの姿みせるのよ ありのままの自分になるの ♪」

グリーンのドレスにバイオレットのローブを纏うエルサ。

オーラソーマには、彼女の姿にそっくりなボトルがあります。

それがこちら。


B.38【Troubadour Ⅱ(吟遊詩人2)/ Discernment(識別)】

このボトルのテーマは『心の真実に気づき、新たなる道を歩みなさい』です。

まさに、ありのままの自分という真実と、ありのままの姿をみせる、新たなる道を歩みはじめるエルサを表すようなボトルです。


「何もこわくない 風よふけ、少しも寒くないわ ♪」

エルサは、バイオレット色のローブを脱ぎ捨てました。

バイオレットには、怖れ、恐怖、現実逃避(日常生活に折り合いを付けるのが困難)、深い悲しみ(愛した人との別れに経験する感情)といったテーマがあります。

そう、エルサはもう「何もこわくない ♪」のです。

オーラソーマには、まさに「バイオレットローブ」という名前のボトルが存在します。



B.16【The Violet Robe(菫色の衣)】

テーマ『変化を恐れないで。今、新しい始まり。』


ここでもう一度、エルサが着ている物に注目してみます。

グリーンのドレスとブラックのブラウスです。

グリーンは、“こうあるべきだ、こうありたい” というアイデンティティから自由になり “自分は自分である” と気づくことや、道が広がるエネルギー、決心や決断、心理の探求をテーマに持ちます。

ブラックは、オーラソーマではディープマゼンタという色としてみることができます。

ディープマゼンタには、無限の可能性、正しい場所に戻る必要性といったテーマがあります。

『エルサは “こうあるべきだ” というアイデンティティから自由になり、正しい場所・・・“ありのままで” 生きようと決心した。』と解釈することができます。


橋をかけて渡るというのは、自分自身の無意識(潜在意識)との間に橋をかけ、アクセスするといったことを表しているのかもしれません。

心理学者のユングは顕在意識と潜在意識を統合することを「個性化のプロセス」と言いました。

人は個性化のプロセスをたどることによって、よりその人らしく、より生き生きと輝いていくことができます。


エルサの力強く踏み出した足下に、6枚の花弁がひらき雪の結晶が広がっていきます。

6という数字は、2つの三角▽△が重なるマークで表されます。それは、相対するエネルギーを統合することを表し、調和のとれた美しさや愛を表します。

顕在意識と潜在意識

陰と陽

光と闇

創造と破壊

『彼女の内側で、二元性の統合が起こされた。』と解釈することができます。




エルサは、ティアラを外し投げ捨てます。

ティアラは身分や格式、つまりは、物質社会における権力や富の象徴としてみることができます。

『エルサは、外側に飾り付けられた価値や輝きを手放した。』と解釈することができます。


エルサのドレスが、光り輝くエメラルドグリーンのドレスに変化していきます。

エメラルドグリーンはハートの内側にある真理、真実を表す色です。

『エルサが、過去に持っていた思考の癖や、条件づいた対応パターンから脱出し、自分のハートの内側にある真実に辿り着けた。』

と解釈することができます。

(条件づいた対応パターンとは、こうすると可愛がられる、こうすると悲しまれる、こうすると愛されるといった、幼い頃から知らず知らずの内に身についてしまった、条件付けされた行動のことです。)

エルサは、自分の内側にある価値を見出し、輝きを取り戻したのです。




エルサは、バイオレットとマゼンタに輝く山の景色に向かって歩き出します。

マゼンタは、天からの神聖な愛と光りを表し、私たちが生まれ持った可能性を十分生きられるようにサポートしてくれる色です。

バイオレットは、変容、奉仕、癒しといったテーマを持ちます。

(ローブのところではネガティブな側面「怖れ」としてみましたが、ここではポジティブに解釈したいと思います。)

変容とは、蛹が蝶になるような成長の変化や、真理的プロセスにおけるマインドの変化のことです。

『エルサの変容は彼女自身を癒し、天からの神聖な愛と光りを受け取ることが出来る。』

と解釈することができます。

オーラソーマには、この景色に似た色のボトルがあります。


B.25 【Convalescence Bottle(回復期のボトル)/ Florence Nightingale(フローレンス ナイチンゲール)】

テーマ『私は失望を手放します。私は過去を手放します。私は自分自身を愛し、癒します。』


最後に、閉じられた扉に描かれている文様は雪の結晶でした。

その色は、上記のナイチンゲールというボトルをシェイクしてできるブライトパープルという色に見えました。





以上、エルサの物語を、オーラソーマを使って解釈してみました。

そして「ありのままで」とは、

『自分の内側にある価値を見出すこと。自分の輝きに気がつくこと。自分を愛すること。二元性を統合すること。そして天の光りに向かって歩むこと。』
と掘り下げてみることができました。





最後に字幕版の映像も貼っておきます。

吹き替え版の歌詞と翻訳がことなりますが、オーラソーマによる解釈により近いと感じられる箇所もあるのではないでしょうか。









ここに纏めた色やボトル、数字の解釈は1つの側面であり、それぞれに別の側面や、もっと深く読み解くことの出来るメッセージがあります。

潜在意識と顕在意識を統合し、本来の自分の輝きをとりもどすこと。

ありのままでいること。

オーラソーマは、エルサのように、自分の内側にある輝きに意識を向けることをサポートしてくるカラーケアシステムです。

「You are color you choose 〜あなたが選んだ色こそがあなた自身なのです〜」

ー by ヴィッキー・ウォール ー